カフェインレスコーヒー豆はどうやって作られる?その方法と安全性。

お久しぶりです。あこです。

このたび、胃炎でコーヒーから遠ざかっていました^^;

過去、慢性胃炎で2年ほど通院・加療していた時期があったのですが、ちょいとぶり返したみたいです。。。

というわけで、今回は胃炎持ちにもちょっぴり優しいカフェインレスコーヒーについてブログを書きたいと思います。

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カフェインレスのコーヒー豆が、どのように作られているかをご存知ですか?

わたしもカフェ勤務時代に少しだけ勉強した程度なのですが、これがまたびっくりするような方法なんです!!

そんな方法で、カフェインだけ抜き取れるんだ!すご!っていう。(文系脳)

今回は、コーヒー豆のカフェイン除去方法について簡単に触れてみます。



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コーヒー豆のカフェイン除去方法

スイスウォータープロセス

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スイスウォータープロセスは安全性が高く、日本に輸入されているコーヒー豆もこの方法でカフェインレスにされているものが多いです。
(★バックスとかね)

簡単に説明すると...

  1. 生豆をたくさん入れた槽の中に水を入れて、水に溶ける生豆の中の成分をすべて抽出してしまう。(カフェインも水に溶ける)
  2. カフェインを含むさまざまな成分が溶け出した水から、有機溶媒を使ってカフェインのみを除去する。
  3. さらにその水から、有機溶媒を除去する。
  4. カフェインと有機溶媒が取り除かれた水を生豆の槽へ流す。
  5. あら不思議!除去されたカフェイン以外の成分が生豆に戻る!
  6. カフェインレス生豆の誕生!!

本当に?!
わたしは理系科目が苦手なので、へぇ...なるほどね。ってなって思考停止しました。

仕事のために丸暗記しただけです。

このあたり詳しく教えてくださる方いないかな...?

当時の説明では、カフェイン以外の水溶性成分は生豆に戻るから風味も維持されます~!って感じだったのですが、たぶん、うそ。と思います。笑

だって、カフェインレスには香りの弱いものが多いですからね。味に影響していると思います。(個人の意見です!)

超臨界二酸化炭素抽出法

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こちらは、先ほど説明したスイスウォータープロセスより新しい方法です。

超臨界二酸化炭素抽出法とは、超臨界流体の状態にした二酸化炭素でカフェインを抽出して除去する方法のことです!!(ちんぷんかんぷん)

なんでも、超臨界流体というのは、気体と液体の両方の性質を持った状態のことなんだそうです。

この超臨界流体状態になっている二酸化炭素に生豆を浸す(という日本語で合っているのかな?)ことで、カフェインを抽出&除去するのだとか。

こちらの方法では、薬品を使っていないので、生豆に有害物質が残る心配がなく安心・安全です。

有機溶媒抽出法

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こちらは古くからあるカフェイン除去方法で、カフェ店員時代に「塩化メチレン法」として勉強しました。

有機溶媒抽出法は、直接生豆に有機溶媒を通してカフェインを抽出・除去する方法です。

水に通す作業がないので、カフェインを簡単で確実に抽出できるらしい。

…のですが、直接、有機溶媒に浸すので安全面が気になるところですよね。

これらに使う有機溶媒は熱に弱く(沸点は約40度)、コーヒー豆を焙煎する過程で消えてしまうと習いましたが、それでもなんとな〜く不安は残りますよね。

わたしが勉強した当時、塩化メチレンでカフェインを除去した豆の販売(輸入)は、日本では禁止されていました。

今、調べてみたところ、今でも禁止は続いているようです。(2019年秋)

日本のカフェインレスコーヒー豆は安心・安全!

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日本に輸入されているカフェインレスのコーヒー豆は、二酸化炭素や水を利用して作られています。

コーヒー豆が直接、有機溶媒に触れないので安心していただけますね(#^^#)

また、海外では塩化メチレンをはじめとした有機溶媒法でカフェイン除去したコーヒー豆も広く販売されています。

わたしは過去に、アメリカのお土産で塩化メチレン法のカフェインレスコーヒーをいただいたこともありますが、もちろん体調に異変はありませんでしたよ!

コーヒーは眠気覚ましや気分転換にはもってこいの飲み物ですが、飲みすぎると胃を痛めたり、なかなか寝付けなかったりと悪影響を与える場合もあります。

カフェインレスコーヒーもカフェイン完全除去!とまではいきませんが、およそ97%のカフェインがカットされているとのこと★

ご自身の体調と相談しながら、コーヒーを楽しみましょう!!