インドネシア産コーヒー豆の特徴・風味・おすすめフードペアリング

スマトラのコーヒーはスマトラ式という特殊な製法でコーヒーを加工している。
この加工法により、コーヒーのもつ、フルーツ感のある酸味はほとんど感じられなくなる。
その代わり、ほかの産地では真似できないような重厚なコクを生み出している。
スマトラ・マンデリンが有名。

また、生豆を数年間熟成させる「エイジング」という工程を経たコーヒー豆も生産している。
エイジングされたコーヒー豆はスパイシーさが増し、刺激的な風味をもたらす。
こちらはブレンドコーヒーにスパイス的に使用されることが多い。

インドネシア産コーヒーの特徴

インドネシア産のコーヒーは力強くスパイシーな風味を持っている。
重厚なコクを生かして、ブレンドコーヒーに使用されることもある。
好き嫌いが分かれる味わいだが、ファンも多い。

風味・香り

乾いた土・湿った草原、ハーブ、マッシュルーム、木の皮…といったような、どっしりとした香りが特徴。

甘み

ビリリとしたスパイスの印象が強く、甘味より苦味を感じやすいコーヒー。

コク

個性的で重厚なコク。重ためのベリーのようなコクを感じることも。

酸味

ほとんど感じられない。

おすすめフードペアリング

ねっとりとした濃厚なチーズケーキや、バターやアイシングがたっぷり使われているしっとりした生地のシナモンロールがおすすめ。
また、甘いコーヒーを好む方は、砂糖の代わりに、はちみつやメープルシロップ・黒糖といったコクやクセのあるものをチョイスすると味にさらに深みがでるのでおすすめ。
ミルクを入れても負けないので、ラテにしても美味しい。